ACジャパン50周年広告展に行ってきた

ACジャパン50周年広告展に行ってきた
Tetsuya

良いものをたくさん見て刺激を受けよう!

デザイン歴23年、ガチデザイナーの「Tetsuya」です。

先日、2022年9月6日〜9月11日の5日間、
ACジャパン50周年の広告展が大阪が開催されてましたので行ってきました。

僕は広告の面白さに魅了され、デザイナーになったのですが、
最近はつまらない売りの強い広告ばかり。

しかも、Web上では広告が目に入るというより
無理矢理見せつけられる状態になっており、広告を見るのが嫌になってました。

ただ、歴史に残るような広告、年鑑に掲載されるような広告というのは、
本当に企画からよく練られていて、見ていて勉強になるし面白い。

今回の広告展では目をキラキラ輝かせながら、
「面白い!すごい!奥が深い!」と楽しみながら

それほど点数も飾られてないのに、気付けば1時間滞在してました(笑)

そんなことがあって僕は改めて自分が広告が好きなことに
気付かされました。

なので、ACジャパン50周年の広告展は僕にとってものすごく刺激になり、
原点回帰できる機会にもなり、開催していただけたことに感謝ですし、

改めて会場まで足が向いて良かったなと思います。

目次

時代を反映する広告が勢揃い

ACジャパン50周年の広告展は全国8カ所で開催されます。

参考までに写真を撮ってきましたので、
広告に興味がある方はぜひ現物をご自身の目で確かめてみてください。
会場では懐かしいTVCMも流れています。

1971年〜1979年の広告

今でこそバリアフリーも当たり前になりましたが、
当時はまだそういう時代ではなかったんだなぁと

改めて時代の流れを感じました。

1980年〜1989年の広告

この当時は環境に配慮した広告が多く、広告を見ながら
環境破壊の問題を改めて考えさせられました。

それにしても、武田鉄矢さんや黒柳徹子さんがお若い!(笑)
タレントの顔を見ても、それだけ時間が経過していることを実感しました。

1990〜1999年の広告

1990年代はいじめ問題や、廃棄問題が注目された時代だと
広告を見るとよく分かります。

コピーとビジュアルも本当によく考えられていて
改めてクリエイティブの高さを実感しました。

この時代から新聞もカラー広告が徐々に増えてきた印象。

2000年〜2009年の広告

相変わらずタレントを使った広告は多いですが、
2000年代はボランティアや健康に関する広告が多かったような気がします。

今でこそ当たり前になりつつある乳がん検診も、
当時はまだ珍しかったんだろうなって思いながら見てました。

2010年〜2021年の広告

ここ10年の広告。いじめ問題やSNSによる誹謗中傷の問題など、
ネット周りの問題も増えてきている印象。

これからまた新たにどんな問題が出てくるのか?

時代の変遷と共に広告も追いかけていきたいと思います。

こうして50年の歴史を振り返っても全く色褪せた気配のない広告たち。
改めてすごいって思います。

今回のイベントに足を運んで、同じクリエイターとして、
もっと見てもらえるモノ、見たくなるようなモノ、手にしたくなるモノ、
意識や行動が変わるようなモノを作っていきたいと思いました。

良いものを見るのは、自分にとって刺激になるので、
こうしたイベントにはこれからも積極的に足を運びたいと思います。

ACジャパン50周年広告展全国8カ所で開催中

ACジャパン広告展は大阪からスタート。

年末まで開催予定がありますので、広告に興味がある方、
お近くにお住まいの方は、ぜひ足を運んでみてください。

『ACジャパン50周年広告展 ~つなげよう「気づきを、動きへ。」~』    

会場会期・開催時間
大阪2022年9月6日(火)~11日(日)6日間
・JR大阪駅 大阪ステーションシティ 時空(とき)の広場
・10:00~20:00(最終日は18:00終了)
愛知(名古屋)2022年9月15日(木)~19日(月・祝)5日間
・松坂屋名古屋店 南館1階オルガン広場
・10:00~20:00
広島2022年9月22日(木)~28日(水)7日間
・福屋広島駅前店 6階マルチの広場
・10:30~19:30(最終日は17:00終了)
福岡2022年10月6日(木)~10日(月・祝)5日間
・ソラリアプラザ「ゼファ」
・11:00~19:00
宮城(仙台)2022年10月18日(火)~23日(日)6日間
・東北電力グリーンプラザ「アクアホール」
・10:00~18:00(最終日は14:00終了)
沖縄(那覇)2022年11月9日(水)~13日(日)5日間
・タイムスホール
・11:00~19:00(平日)/10:00~18:00(土日)
北海道(札幌)2022年11月18日(金)~22日(火)5日間
・札幌駅前通地下歩行空間 北大通交差点広場(西)
・11:00~19:00
東京2022年11月25日(金)~12月24日(土)22日間
・アドミュージアム東京 企画展示室(ホールB)
・12:00~18:000(日・月は休館)

※各会場とも、日時・開催時間は変更となる場合があります。

■主催:公益社団法人 ACジャパン ※東京のみ、公益財団法人 吉田秀雄記念事業財団との共催
■入場料:無料

ぶっちゃけ県名と都市名を混在させないでいただきたい!(笑)
県名を加え統一しました。

東京だけ22日間やるんだね。なんそれ

まとめ:良いデザインを見て勉強しよう!

ぶっちゃけ良いデザインを見ても、良いデザインは作れるようにはなりません。

ですが、良いデザインを知らなければ、良いデザインの判断ができず、
絶対に良いデザインは作れるようになりません。

そういう意味で、良いものを見るというのはとても大事なこと。

本物の素材、一流の料理を知らなければ、
食通を唸らせる料理を作ることができないのと同じ。

最近僕は気付いたのですが、僕の原点は広告であり、
デザインによって人が動くという

デザインのコミュニケーション力が魅力で、デザイナーになりました。

なので、僕はデザインが好きという理由だけでデザイナーになったわけではありません。

ただ、入り口はどうあれ、デザイナーにはいろんなタイプの人がいますし、
デザインに正解はありません。

もちろん、文脈に応じた正解というのは存在します。

いずれにしても、デザインが上手くなりたい、伝わるデザインができるようになりたいと思うなら
どうすればデザインが上手くなるか?ではなく、

どういう人のデザインが上手いと思うのか?
その人がどんなレイアウト、色、イメージ、コピーを使って
デザインを表現しているのか?

何を目的にデザインをしているのか?

徹底的に分析し、その要素を自分のデザインに活かすことで
徐々にデザインの本質がわかってきます。

実際に広告表現はメッセージを伝えるためのアイデアとして
参考になる部分がたくさあります。

丸パクリは著作権に触れるのでNGですが、どういう魅せ方や伝え方、考え方で
その広告が成り立っているのか?

冷静に分析すれば、応用できる部分はたくさんあります。

その応用方法を教えている人がいないのが大きな問題ですが、
それさえ分かれば、無理に表現方法を磨かなくても、

伝わるデザインは誰でも簡単に作れるようになります。

ですから、やはり本当に良いデザインを作りたいなら、
自分にとって本当に良いと思えるデザインは何なのか?

まずは自分で理解することが大切です。

良いものを知らないのに、良いものを作ることはできません。
本物の味を知らないのに、一流の料理は作れません(2回目)

できないと思う前に、まずは良いものをきちんと知ろう!
その上で、本当にできないかどうか判断しても遅くはないです。

ACジャパン50周年広告展に行ってきた

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