![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2023/07/prof230711a-150x150.webp)
オリジナルキャラ作成に挑戦しました!
Tetsuyaです。
僕はイラストの練習をしながらプロ絵師“さいとうなおき”先生のYouTubeを
いつも楽しく拝見してます。
※先日発売された『さいとうなおき式お絵描きドリル』も購入しました。
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
2022年の夏には力試しも兼ねて「イラストコンテスト」に初挑戦。
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2022/11/eyecatch235-300x158.webp)
イラストを描き始めたのは2022年5月〜というのもあって、結果はもちろん惨敗。
賞には全くカスリもしませんでしたが、イラストを練習というカタチではなく、
作品作りとして向き合うとイラストを描く上達のスピードが早いと分かり、
今回改めてパルミー主催の『8周年記念』イラストコンテスト、
しかも「オリジナルキャラクターの作成」にチャレンジしてみました!
【イラストコンテスト】オリジナルキャラをデザインしよう!
今回、コンテスト内容は以下の通り。
- 『パルミー8周年記念』イラストコンテスト
- 応募期間:2022年10月14日〜2023年1月9日(23:59まで)
- コンテスト内容:「オリジナルキャラクター」ならなんでもOK!
- 募集ページはこちら
※コンテストは終了しています。
オリジナルキャラクターならなんでもOKというコンテストが主テーマだったため、
当サイト用のオリジナルキャラを作成するのに丁度良いと思い参加しました(動機が安易w)
とは言え2022年の5月からイラストの練習を始めたばかりの僕にとっては、
正直、模写するだけでも精一杯の状態。
なので、オリジナルキャラクターなんて絶対に作れっこない!
そう思ったりもしましたが、それでも何か描きあげたい!そしてコンテストに応募したい!
そこで、さいとうなおき先生の出番です(笑)
【イラスト作成】オリジナルキャラクターをデザインするコツ
今回、オリジナルキャラクターのイラストを作るにあたって僕が参考にさせていただいた
さいとうなおき先生のYouTube神動画がこちら。
【簡単6ステップ】誰でもキャラクターデザインが出来る方法
※現在、さいとうなおき先生のYouTube動画は見ることができません。再アップしていただいたら、貼り直します。
完全にネタバレになりますが、
こちらの動画で解説されているオリジナルキャラの作成手順は以下の通り。
- 発注書を書こう
- 素体を描こう
- シルエットで特徴を出そう
- 造形を整理しよう
- 色を選ぼう
- 2面図を描こう
この順番を守ることでオリジナルキャラクターは初めてでも意外と簡単に作れました。
さいとうなおき先生、マジで神です。再現性がヤバい。さすがプロって思います(見習いたい!)
オリジナルキャラクターの作成手順は以下の通りです。
オリジナルキャラクターをデザインする手順
イラストの発注書を書くとなると難しく考えてしまいそうですが、
流石、さいとうなおき先生。初心者でも簡単に書ける超イージーな発注書。
具体的には
- 一言で言うと?(=パッと見の見た目)
- 性格は?
- 体型は?
- 衣装は?
- 色のイメージは?(1色のみ)
具体的にはこれら5項目をざっくりと決めるだけ。
これらを決めることである程度、キャラクターのイメージが固まり、
とてもイラストが描きやすくなります。
ちなみに僕が考えた発注書はこんな感じ。
- 2面性のある優等生
- ビビり(でもなぜか顔は少しニヤけてる)
- グラマラス
- 不思議ちゃん要素+可愛い衣装(地雷系、量産系の空気感)
- ピンク
発注書が書けたら、いきなりイラストを描き始めるのではなく、
ミニキャラでどんなポーズにするか素体を描きます。
※ミニキャラというのがポイント
ちなみに今回はさいとうなおき先生のPixivファンボックスから、
ミニキャラの素体がダウンロードできましたので、
自分では描かず、そちらの素体からアレンジしました。
※素体のダウンロードはこちらからできます。
オリジナルキャラクターを作る際、大事になるのがシルエット。
シルエットというのは、キャラクターを黒でベタっと塗り潰した時の外側のライン。
というのも、シルエットに特徴があれば、一発でそのキャラを認識させられるからです。
例えば、『SPYファミリー』のアーニャは頭のとんがりが特徴ですよね。
あの2つのとんがりがあることで、誰が見てもすぐにアーニャだと認識できます。
ちなみに素体をミニキャラで描くメリットは、イラストを細部まで描き込むことなく、
ザクっとどうすれば印象的なキャラになるか、たくさん描くことができることです。
できるだけいっぱい描いて、その中から「これだ!」と思ものを選びましょう。
ちなみに僕が描いた下絵がこちら。
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2022/12/ori02-1024x538.webp)
動画の中で解説されてますが、特徴のあるシルエットを作るコツは、
- 1箇所を飛び出させる
- どこかのパーツを肥大させる
- 突起物を外側に付ける
- 逆にツルツルっとシンプルにする
だそうです。
さらに「揺れモノ」(風にゆらめくようなパーツ)があると、
イラストに躍動感を出すのに良いそうです(なるほど)。
※ロングヘアーは揺れものにできます。
僕は異常に長い三つ編みを揺れもの兼、シルエットの特徴として設定しました。
アシンメトリー(左右非対称)のスカートもシルエットを意識してのカタチです。
ある程度、シルエットが決まったら、細部を少しだけ詰めていきます。
とは言え、素体はミニキャラなので、めちゃくちゃ細かい部分ではなく、
全体の印象を決める柄や素材、小物のアイテムなど、
キャラクターを本描きする際に悩まないぐらいで大丈夫です。
ミニキャラで色々と描いているとどんどんアイデアが湧いてきました。
僕は両手が空いていることが気になったので、最終的にアイテムを持たせました。
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2022/12/ori04-1024x538.webp)
この最終詰めでも数パターン下絵を描いてみて、一番しっくりくるものを選ぶと
本番のイラストがさらに描きやすくなります。
ミニキャラである程度造形が決定したら、今度は色を決めていきます。
これはデザイン制作でも同じですが、色を選ぶ基準は3色までに絞ると
デザインやイラストはまとまりやすく、その色が特徴となるため、
他の人からも認識してもらいやすくなります。
ちなみに、配色を決める際の鉄板のバランスは以下の通り。
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2022/05/3colors01-1024x259.webp)
なお、アクセントカラーは5%と差し色になるため、
発注書で決めた色はサブカラー(全体の25%ぐらい)としてまとめると、
キャラの特徴が出しやすくなります。
僕はあらかじめキャラのイメージはピンクと決めていたので、
髪の毛をピンクにしてみたのですが、あまりにもピンクの面積が多くなったため、
髪色はピンク系のブラックに変更。代わりにシャツをピンクに設定しました。
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2022/12/ori07-1024x538.webp)
こうして良き塩梅になるよう色のバランスを詰めていきます。
オリジナルキャラクターをどの程度、どう活かすかにもよりますが、
せっかく作ったキャラクターを長く使っていきたいのであれば、
背面まで決めておくのはとても大事です。
いろんなポーズを描き始めると「そういえば設定してなかった」。
そんなことが出てくるからです。
なので、キャラクターを作る際には前面だけではなく、
後ろ姿もあらかじめきちんと決めておきましょう。
ちなみに背面のイラストは前面のイラストを左右反転して、描くことができますので、
それほど難しくありません(このやり方は“さいとう流”)。
僕も初めて試しましたが、意外と簡単に描けて驚きました。
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2022/12/ori09-1024x538.webp)
ここまで描けたら、あとは等身を上げるだけ。もうできたも同然!(多分w)
【イラスト作成】キャラクターデザインの等身を上げる
さて、ある程度オリジナルキャラクターの設計図ができたところで
イラストの等身を上げていきます。
さいとうなおき先生がさらに「魅力的なキャラクターデザインのコツ3選」という
動画を上げてくださってますので、ゼひ参考にしてみてください。
どうやってミニキャラから等身を上げれば良いかがこの動画で分かります。
※現在、さいとうなおき先生のYouTube動画は見れません。再アップしていただいたら、貼り直します。
動画内で語られてますが、ミニキャラから頭身の高いキャラに変換する際、
ただの立ちポーズではキャラの魅力が半減してしまいます。
なので、そうならないために、
キャラの魅力が伝わるポージングをさせるのがおすすめとのこと。
ちなみにキャラクターを魅力的に見せるポージングのコツとしては、
- そのキャラクターが得意なものをポーズにする
- もしくはその逆、得意なものがない場合は、敢えて「できないこと」を強調する
いずれかのパターンでハマる要素があるはずですので、
キャラクラーを考える際、できることや得意なこと、
それと同時に苦手なことやできないことを考えたり、設定しておくと、
ポージングのイラストを描く時には、悩まず描けると思います。
とは言え、僕は良きポーズが全然思いつかなかったため、
ミニキャラの等身をそのまま素直に上げました(苦笑)
なお、等身を上げる際には、ミニキャライメージのままだと
物足りなさを感じる場合があります。
そんな時は、装飾などをさらに追加して、
物足りなさを感じさせないよう工夫しましょう。
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2022/12/ori11b-1024x538.webp)
僕が今回初めて描いたキャラのコンセプトは
「世間に疑念を抱きながらも我が道をいくと決めた自分」みたいな…、そんなイメージ。
等身を上げて下絵が描けたら、あとは着彩しながら仕上げていくだけ。
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2022/12/ori12-1024x538.webp)
最初は世間に疑念を抱き少し怒っている自分みたいな表情にしてましたが、
「我が道を少しニヤけながら突き進む」
そんな表情に途中で描き変えました。
ぱっと見は下絵をそのまま仕上げたような形になってますが、仕上げていく段階で、
「もっとこうしたい!」と思うことがあれば、臨機応変にガンガン変更して全然OK!
僕の場合、顔の表情以外にもタイツの柄や、
目の色を茶色から、オッドアイ(左右で目の色が違う)にしたり、
右手に持っているビックリマークのアイテムをビックリマーク型の「拡声器」に変えたり、
思いつきでチマチマ変更を加えながら仕上げました。
※最初は何かの武器にしようかと思ってました。
そうして「自分がこうしたいと!」と思うことをどんどん取り入れて描いていくうちに
テンションが爆上がりして、特に衣装を考えるのが、びっくりするぐらい楽しかったです。
僕は今回、オリジナルキャラクターを初めて描いてみたのですが、
オリジナルキャラの作成がこんなに楽しいのか?と正直すごく驚きました。
おかげで自分でも予想外に可愛いキャラクターに仕上がってびっくりしています。
(自己満ですけど)
ちなみに、今回僕がチャレンジしたことは…
- オリジナルキャラの作成
- 発注書から段階をきちんと踏んでキャラを作る
- 三つ編み
- ブーツ、靴のテカリ
- 衣装のデザイン
1つのキャラクターを作るだけでもいろんなことにチャレンジできます。
コンテストに応募したイラストはアップしませんが、コンテストの応募に当たり、
キャラの背景にもチャレンジしました。
とりあえず完成させよう!
僕は2022年7月から独学でイラストの練習を始めたばかりなので、とにかく下手です。
ただ、イラストにしてもデザインにしても、
それこそ、仕事にしても人生にしても「完璧」というものはありません。
仮にイラストのコンテストに応募し、初めは落選していても、
佳作、入選するようになれば、大賞を目指すかもしれませんし、
大賞が取れるようになったら、もっと規模のでかいコンテストで賞を狙うようになるかもしれません。
ですから、上を目指しても完璧を目指してもキリがありません。
つまり、何が言いたいのかというと、
いつまでも完璧を目指し「自分はまだまだ」なんて思っていたら、
何も進まないし、成長もできないということです。
だから、僕は完璧を追求せず、とにかく完成させることを目標にイラストの練習をして
出来上がったものは、アイキャッチ画像の素材として随時ブログにアップするようにしています。
イラストのコンテストに応募しているのも、仕上げる目的や期間を明確にする方が行動しやすい。
ただ、それだけの理由からです。
また、自分で描いたイラストはいつでも更新することができますし、
自分の成長と共に、過去に描いた作品には必ず違和感を感じるようになってきます。
なので、何事も中途半端にするのではなく、とりあえず完成させる、
世間にリリースできるところまで仕上げてみるというのはすごく大事だと思います。
こだわりはすごく大事ですが、必要以上のこだわりは自分の成長を妨げるだけ。
もしもこれから何か始めようとしている方には、
人は急激に成長することはできませんので、
まずは小さな成功、小さなトライを心がけ、一歩ずつ着実に進むことをおすすめします。
コンテストはすでに終わってますが、
僕はこうして過去に描いたイラストも少しずつ更新してます。
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2023/10/kizuki01.webp)
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2023/10/kizuki02.webp)
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2023/10/kizuki03.webp)
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2023/10/kizuki04.webp)
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2023/10/kizuki05b.webp)
こうして改めて見ると進化の過程がよくわかります(笑)
続けていれば必ず成長するし、
自分らしいイラストが見えてきます。
個人的には5代目の感じが気に入っています。
まとめ:何事もチャレンジすることがとにかく大事!
僕は2022年の5月からイラストの練習を始めました。
イラストを描き始めた目的は、
- イラストへの苦手意識を克服するため
- イラストが描けないコンプレックスを解消するため
- 表現の幅を広げるため(自分が思う可愛いを表現するため)
これら3つ。
つまり、僕にとっては「イラストを描くこと自体」がすでにチャレンジ。
そして、夏には初めてイラストコンテストに応募、冬にはオリジナルキャラクターを作成。
こうして僕はイラストを通じて、少しずつ新しいことにチャレンジしてます。
僕はイラストの練習を続けることで、何事もできないと思い込むのではなく、
チャレンジすることが大事なんだと気付かされました。
今回、オリジナルキャラクターを作るにあたって、
さいとうなおき先生のYouTube動画を参考にさせていただいたのですが、
「ただ見て分かった気になるのと、実際にやってみるのとでは全然違う」。
それもよく分かりました。
ぶっちゃけYouTubeを見ていた時は、そうは言っても「さいとうなおき先生はプロだからね。」
そんな冷めた目で見ていたのです。
ですが、実際にイラストを描き始めると、オリジナルキャラクターがとても制作しやすく、
プロの意見を素直に取り入れながら、とにかくやってみることがすごく大事だと気付きました。
なので、僕は「食わず嫌いは損である」と
今回のオリジナルキャラクターの作成を通じて学ぶことができました。
もちろん、イラストを描いてる時は必死ですし、そんなことを考える余裕はありません。
ただ、実際にイラストを描いてみて、ひと段落すると、
後から、自分でも予想外にうまくできたとか、意外と簡単に描けたとか、いろんな気持ちが湧いてきて、
今回は、そうした自分の思いを素直に伝えたくて記事にしました。
この記事の目的はオリジナルキャラクターの作り方を伝えるための記事ではなく、
あくまでも、オリキャラの作成を通じて「学んだことをシェアしたい」。
そう思ったから書いています。
僕は5年前に会社を辞めて独立したのですが、独立した途端に
チャレンジするのを恐れ、チャレンジそのものをやめてしまう。
自分も含めて、そうなってしまう人がすごく多いんじゃないかと思っています。
なぜなら独立したり、副業でお金を稼ごうとすると、自分ができることで
何とかしようとしていまうからです。
そうなると、何もチャレンジしなくなる。もしくはチャレンジできなくなる。
僕はここ近年ずっとチャレンジすることができていない。
そう思ったからこそ、あえてチャレンジをする道、
特に苦手意識の強かった「イラストを描く」というチャレンジを始めました。
なので、イラストを描くことはあくまでも僕にとってのチャレンジであり、
お金を稼ぐためでも、承認欲求を満たすためでもありません。
あくまでもただの自己満足。
ですが、僕はそれでも全然良いと思っています。
というのも、今の世の中、ネットやSNSが普及したおかげで、
承認欲求を満たしたいがための行動に囚われすぎているのでは?と
疑問を持っているからです。
だからこそ、承認欲求のためではなく、自己満足のため、
できない自分も、できる自分も素直に自分を認めるために
自分が本気でやりたいことを「人のためではなく、自分のためにやれば良い」、
そう思ってイラストを描いています。
ですから、もしも、
- 承認欲求を満たすことに疲れてしまった
- 世間の情報に振り回されてどうすれば良いか分からない
- 人の目ばかりを気にしすぎて、自分を生きていないような気がしている
そんなふうに思われている方がいるのであれば、ぜひ自分がハマれそうなことをまずは探して、
「人のためではなく自分のために」チャレンジして欲しいと思います。
初めは自己満足で全然良いと思いますし、やってみて何か違うと思えばやめれば良いだけ。
想像であれこれ考えるより、実際にやってみてどう感じるか?その方が判断もしやすくなります。
僕はイラストを描くのも意外と好きだと気付きました。だから今も描き続けています。
ちなみに、もしも仲間と「自分をデザインする」、「チャレンジする」。
そんなコミュニティがあったら、参加したいと思いますか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
※イラストが描ければ、Live2DやVRoidStudioを使ってVtuber用のイラストも作れます。
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2023/06/eyecatch191-300x158.webp)
![](https://mirakuri-design.com/wp-content/uploads/2023/08/eyecatch205-300x158.webp)
VRoid化してショートPVも作ってみました(笑)